12/5(土)札幌上映!『ナオトひとりっきり』のススメ

11.30.2015

独断と偏見でご紹介する<見つけるシネマvol.2> 『ナオトひとりっきり』を見るべき!という3つのポイントです。


まずはあらすじと予告編。

 

<あらすじ>
福島第一原発から12キロ先にある富岡町は、全町避難で無人地帯になった。緑は生い茂り、いきものたちがのびのびと暮らしている。高度経済成長の裏でカネに翻弄される人生を送ってきた松村直登・55才は、目に見えない放射能のリスクの中、町に残されたいきものたちとようやく自分の居場所を見つけたのだった。

 

ナオトひとりっきり』予告編

 

【★ポイント1】 まるでSF映画。まず、画のすごさに驚かされる。
ガレキとなってしまった街中をゆうゆうと歩くダチョウ。犬や猫、牛たちと混じって、同じ動物として共存する「ニンゲン」ナオトさん。この画のすごさは、ドキュメンタリーなのにすごいSF映画的。そして、自然の中で動物と戯れて暮らす姿は、社会から解放され、「生きる」ということを全身で堪能しているようにも見える、妙な美しさがありました。しかし、その見入ってしまうほどの画のすごさは「現実」なのだという衝撃。静かながら、目が離せないものがありました。

 

【★ポイント2】 映画でしか伝えられないこと。
原発から12キロの町に住み、防護服もなしで動物の世話し続けるナオトさんの存在は、日本よりも世界から注目を集めているという現実があります。実際に世界の有名なメディアはほとんど取材に来たそうです。しかし日本は…。実際には、個人的に取材をしに来た日本のメディアの記者さんもいたそうですが、やはり記事にすることはできなかったそうです。今年公開された沖縄・辺野古のドキュメンタリー「戦場ぬ止み」しかり、映画でしか伝えられないことがあるのです。日本人として、ナオトさんという存在を知ってもらえるきっかけになればと思います。

 

【★ポイント3】 反原発の渦中に巻き込まれていく男の姿。
そして、このドキュメンタリーを見るにあたって重要だと思うことは、ナオトさんは「動物愛護家」でもなく、「酪農家」でもなく、ましてや「反原発の活動家」などではなかったということ。動物たちの世話の仕方も試行錯誤で、知り合ったプロ(獣医さん)からアドバイスを受けたりしながら行っています。ただ地元の富岡町を愛する一人の町民だったということで、町に残る決意をしたナオトさん。しかし、ナオトさんの存在が世界に認知されていくにつれ、だんだん反原発のシンボル的な扱いを受けたり、巻き込まれていってしまってる(ように見える)ところも。それはとても考えさせられる内容でした。

上記にもあげましたが、「戦場ぬ止み」が”動”のドキュメンタリーだとしたら、「ナオトひとりっきり」は”静”のドキュメンタリー。でもスクリーンに叩きつけたいという思いは一緒だと思います!(あくまで個人の感想です)

 

ナオトひとりっきり』の札幌上映は札幌市資料館で12/5(土)です!

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