未公開映画はツマラナイか問題

11.6.2014

11月15日の社会科シネマで上映する『ザ・デイ・アフター・ピース』は、映画館で全国公開されていない、いわゆる劇場未公開映画です。

 

劇場未公開と聞いてイメージするのはどんな映画でしょうか?

 

「なかなか観られない貴重な映画」

 

と感じる人がいる一方、

 

「映画館でやっていないくらいだからつまらなそう」

 

と感じる人の方が多いのではないかと思います。

 

実際はどうなのでしょうか。

まず、映画館で公開されている映画というのはどんな映画なのかを簡単に説明します。

最初に配給会社が国内外の映画祭などで映画の配給権を買い、次に映画館がこの映画の中から上映したい映画を選んで上映する権利を買います。

このステップを経た映画が映画館で上映されることになります。

というわけで、基本的には配給会社と映画館のふたつのお眼鏡にかなった映画だけが、晴れて劇場公開に辿り着くというわけです。

 

面白そうですね!

一定のレベルをクリアしているのは間違いなさそうです。

 

では、どんな映画がこのお眼鏡にかなうのでしょうか。

配給会社や映画館が映画を選ぶ基準は次のような点です。

まず娯楽性、芸術性・文化性など、映画の質が高いことが基準のひとつになるのは間違いありませんが、同時に重要になるのが商売として成立するかどうかという点です。

商売として成立するということは、簡単に言えばお客さんがたくさん観に来るということですが、これには様々な要因が影響してきます。

必ずしも「映画としての質が高い」=「商売として成立する」というわけではありません。

配給会社も映画館も、会社である以上は儲かるかどうかをある程度考えなくてはなりません。

どんなに質が高くても、どんなに面白くても、動員を見込めなくては劇場公開できないのです。

 

TOKYO MXで放送されていた番組『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』では、その名の通り劇場未公開の映画を放送していましたが、「どうしてこれが劇場公開されていないんだ!?」というレベルの映画がごろごろラインナップされていました。

一部の作品はツタヤなどでもレンタルされています。(ちなみに『ザ・デイ・アフター・ピース』はレンタルでは観られません!)

 

実は来年2月に社会科シネマの第二回目で上映する予定の作品は、『ザ・デイ・アフター・ピース』と同様、日本では劇場未公開なのですが、なんとアカデミー賞(長編ドキュメンタリー部門)受賞作品です!

この映画も、作品の質は高いものの、商業的に難しい等の理由で公開を果たせなかったのだと思います。

 

というわけで結論ですが、映画館で上映される映画は映画全体のごく一部で、面白い順に上から上映されているわけでもありません。

劇場未公開の映画だからといって、劇場で公開されているすべての映画よりツマラナイということは決してありません。

 

劇場未公開の映画の中には、劇場公開映画と同等以上に面白い映画もたくさんあります。

 

こういう映画をご紹介していくのも、自主上映のひとつの役割かも知れません。

 

劇場未公開映画がツマラナイかどうか、もちろん一作品では判断できませんが、まずはぜひ『ザ・デイ・アフター・ピース』を観に来てください☆

 

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