キノマド

イベント紹介

札幌の自主上映グループ、キノマドと、北海道を拠点に映画・映像製作を行っているfuchiによるドキュメンタリー上映プログラム。いま観たい、いま観せたい、いま観るべき傑作ドキュメンタリー映画を厳選して上映します。劇映画と比べ観る機会が少ないドキュメンタリー映画。控えめな印象を抱く方も多いかもしれませんが、たくさんの当事者と作り手の想いが込められ、社会をよりリアルに、ダイレクトに伝えてくれます。「わからないから」と避けてきたことも、作品を通じて新しい“私”への問いが生まれるかもしれません。

『ガザオスロ合意から30年の歩み』

1985年以来、断続的に34年、イスラエルとその占領地（パレスチナ）の難民キャンプや村に滞在して取材を続けるジャーナリスト・土井敏邦監督の2024年最新作。
元イスラエル将兵の青年たちが写真展を開き自らの加害行為を告白する様子を描いた『沈黙を破る』を始め、パレスチナ問題をテーマとした貴重な映画を数多く製作する土井敏邦監督。その集大成とも言える本作は、ガザ地区の危機が究極的に高まっているいま必見の映画です。1993年のオスロ合意を起点に2024年の現在までをも捉えた200分の貴重な映画作品です。
会場は札幌エルプラザ2階の札幌市環境プラザです。国際環境NGOグリーンピースが発表している通り、戦争は最大の環境破壊です。平和でなければ環境も守れないという観点から、札幌市環境プラザを会場としました。

土井敏邦監督｜2024年｜200分｜日本｜ドキュメンタリー　©土井敏邦