社会科シネマ2限目
『タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド』
2015/2/28(土)
映画を通して社会的でちょっとシリアスなテーマについて知っていく企画「社会科シネマ」の第2回目です!
今回上映する作品は、アカデミー賞(長編ドキュメンタリー賞)受賞作にして、なんと日本では劇場未公開の『タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド』です。

「テロとの戦い」の闇に切り込む、衝撃のドキュメンタリー
ブッシュ政権は、合衆国憲法を書き換えたい。
でも不可能だから、解釈をねじ曲げた。
「戦時下にあっては 政府は何でもできる」と----
タクシー運転手ディラウォルはなぜ殺されたのか?
2002年12月1日、アフガニスタンのタクシー運転手ディラウォルは3人の客を乗せたまま、二度と家族の元には帰らなかった。ディラウォルは「テロ」容疑者として米兵に引き渡され、バグラム空軍基地の拘禁施設に収容されたのだ。そこで拷問を受け、5日後に死亡した。--- ディラウォルの死を軸に、アレックス・ギブニー監督は、バグラムやイラクのアブグレイブ刑務所、キューバのグアンタナモ収容所で「自白」を引き出すための拷問がいかにして正当化されていったのか、拷問が現場の「腐ったリンゴ」による行き過ぎた行為ではなく、ブッシュ大統領をトップとした指揮系統に基づいて行われていた事実を浮き彫りにする。
「暗闇から脱し、光を取り戻そう」~アカデミー賞受賞でのアレックス・ギブニーのコメント~
「妻は、私がロマンチックなコメディを撮ることを期待していたようだ。しかし、グアンタナモ、アブグレイブ、そしてレンディション(国家間秘密移送)の問題を知れば、コメディを撮るなんて不可能だった。この映画は、もはや私たちと共にいることができない、若いタクシー運転手だったディラウォルと、私の父に捧げたい。父はかつて海軍の尋問官で、法の支配が傷つけられたことに激怒し、私にこのドキュメンタリーをつくるよう促してくれた。この国が変わり、暗闇を遠ざけ光を取り戻すよう、期待しましょう」
監督:アレックス・ギブニー/脚本:アレックス・ギブニー/米国 2007年 106分/
製作:アレックス・ギブニー、エヴァ・オーナー、スザンナ・シップマン
2008年度米アカデミー 長編ドキュメンタリー賞/2007年度 トライベッカ映画祭ベスト・ドキュメンタリー賞
【社会科シネマ2限目『タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド』】
予約状況
各回20名限定
①17:45の回 → △ 残席6
②20:00の回 → ○ 残席あり
日程:2014年2月28日(土)
時間:①17:30開場/17:45開演 ②19:45開場/20:00開演
人数:各回20名限定
料金:1500円 1ドリンク付き
会場:ハンモックベースカフェ(お座敷スタイルでの鑑賞)
札幌市中央区南1条東2丁目3-1NKCビルB1
予約:予約ページかメールで承ります。
●メール ⇒ kinomado@gmail.com
件名「タクシー」、本文に「お名前 / 希望の回 / 人数 / 連絡先」をお願いします。
主催:札幌シネクラブ キノマド
https://www. kinomado.com

