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いまドキュ02

いまドキュ02『水俣曼荼羅』

上映作品

『水俣曼荼羅』

日程

12/22

①AM 12:00

12/24

①AM 12:00

会場

北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG

札幌市中央区北1条東2丁目4番地 札幌軟石蔵

イベント紹介

いま観たい
いま観せたい
いま観るべきドキュメンタリーの上映会
「いまドキュ」
劇映画と比べると観られる機会が少ないドキュメンタリー映画。地味な印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、たくさんの当事者と作り手の想いが込められ、社会をよりリアルに、ダイレクトに伝えてくれます。
「いまドキュ」では、いま観たい、いま観せたい、いま観るべき傑作ドキュメンタリー映画を厳選して上映。
「わからないから」「知らないから」と避けてきたことも、そこから新しい”私”への問いが生まれるかもしれません。
ドキュメンタリーが好きな方も、日頃馴染みがない方も、この機会にぜひ、ご覧ください。

はじまりの海、おわらない世界。
鬼才から巨匠へ。原一男の最高傑作。
『ゆきゆきて、神軍』の原一男が20年もの歳月をかけ作り上げた、372分の叙事詩『水俣曼茶羅』。
上映時間の長さから札幌の劇場では1度のみの上映となった傑作、待望の再上映。

作品紹介

2022年キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位!

原一男が最新作で描いて見せたのは、「あの水俣」だった。

「水俣はもう、解決済みだ」そう世間では、思われているかも知れない。でもいまなお和解を拒否して、裁判闘争を継続している人たちがいる――。

穏やかな湾に臨み、海の幸に恵まれた豊かな漁村だった水俣市は、化学工業会社・チッソの城下町として栄えた。しかしその発展と引きかえに背負った〝死に至る病″はいまなお、この場所に暗い陰を落としている。不自由なからだのまま大人になった胎児性、あるいは小児性の患者さんたち。末梢神経ではなく脳に病因がある、そう証明しようとする大学病院の医師。病をめぐって様々な感情が交錯する。国と県を相手取っての患者への補償を求める裁判は、いまなお係争中だ。そして、終わりの見えない裁判闘争と並行して、何人もの患者さんが亡くなっていく。しかし同時に、患者さんとその家族が暮らす水俣は、喜び・笑いに溢れた世界でもある。豊かな海の恵みをもたらす水俣湾を中心に、幾重もの人生・物語がスクリーンの上を流れていく。そんな水俣の日々の営みを原は20年間、じっと記録してきた。

「水俣を忘れてはいけない」という想いで――。

壮大かつ長大なロマン『水俣曼荼羅』、原一男のあらたな代表作が生まれた。

監督:原一男 エグゼクティブ・プロデューサー:浪越宏治
プロデューサー:小林佐智子、原一男、長岡野亜、島野千尋 編集・構成:秦 岳志 整音:小川 武
助成:  文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
製作・配給:疾走プロダクション 配給協力:風狂映画舎 
(2020年/372分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー)

©疾走プロダクション

原一男監督プロフィール

©疾走プロダクション

1945年生まれ、山口県宇部市出身。1966年、東京綜合写真専門学校に入学するも、半年で退学。1969年、銀座ニコンサロンで個展『ばかにすンな』を開催。その会場でのちのパートナー・小林佐智子と出会う。1972年、『さようならCP』で監督デビュー。今村昌平・浦山桐郎監督、カメラマンの姫田眞左久に師事。主な監督作に『極私的エロス・恋歌1974』(1974)『ゆきゆきて、神軍』(1987)『全身小説家』(1994)『映画監督 浦山桐郎の肖像』(1997)『またの日の知華』(2004)『ニッポン国VS泉南石綿村』(2017)『れいわ一揆』

(2019)他がある。

イベント詳細

いまドキュ02『水俣曼荼羅』
【日にち】2023/12/22(金)23(土)24(日)
【時間】
開場:12:00〜
上映:12:30〜(372分、三部構成)
第一部:12:30~14:30(120分)
休憩①:約10分
第二部:14:40〜16:52(132分)
休憩②:約10分
第三部:17:05〜19:05(120分)
休憩③:約5分
アフタートーク:19:10〜19:50(40分)
【場所】北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG
札幌市中央区北1条東2丁目4番地 札幌軟石蔵
【定員】50名
【料金】3,000円
【主催】北海道教育大学岩見沢校芸術文化政策研究室(閔)、キノマド、fuchi
【お問い合わせ】
メール:kinomado@gmail.com
電話:080-1035-7536(小町谷)