TOPICS

お寺シネマ開催レポ

先週末、覚王寺にて第5回目のお寺シネマを無事に開催いたしました。
ご来場の皆さま、どうもありがとうございました。
内平住職の映画法話、今回も気づきの多い内容で素晴らしかったです。

『パレードへようこそ』は実話が元になっています。
「感動の実話」「衝撃の実話」等、宣伝文句として使われがちな「実話」という表現に多少辟易することもあるのですが、『パレードへようこそ』は実話であることに大きな意味があると感じます。(もちろん脚色はあると思いますが。)
実話であるからこそ、当事者にはエンパワーメントを、非当事者には理解を、より大きく与える作品になっていると思います。

40年前の出来事を10年前に映画化した作品ですが、残念なことに日本においても差別や偏見はいまだに残っており、改めていま観ることに価値がある作品といえます。
いまだにこの文脈で価値があることは残念なことです。
いつか「嫌な時代だったね。」「こんな時代があったんだね。」と観ることができると嬉しいです。
『パレードへようこそ』からは、「人生は短い。無駄に生きるな。」「人は変われる。」という普遍的なメッセージも受け取ることができます。

映画ひとつ、上映会ひとつで世の中が大きく変わることは残念ながらありません。
しかしながら、LGBTQをテーマとしたり登場したりする映画やドラマ、漫画は増えていて、それに伴って社会の理解も進んでいるように感じます。
やはり文化には力があるのだと信じています。

最後に札幌で開催されるLGBTQ+関連のイベントをご紹介します。

  • 7/29(土)札幌LGBTQ映画祭
  • 9/16(土)17(日)さっぽろレインボープライド

ぜひご注目ください☆